ハニースイート・シティロースト150g

SOLD OUT

＜コメント＞
カツアイは、優しい甘さを伴った果実味が広がり、キャラメルやナッツ、チョコレートのような風味が口の中でふわりと広がります。コーヒー特有の酸味や苦みが苦手な人、砂糖やミルクが無いと飲めない人に特におススメします。


＜カツアイについて＞
カツアイは、ブラジル・サンパウロ州のカンピーナス農業試験場にてカトゥーラとムンドノーボの品種を交配して生み出された、特別なコーヒー豆です。1949年にその起源を持つこの品種は、約20年の研究と選別を経て1972年に栽培が始まりました。この品種は、ムンドノーボの豊かな風味と高い生産性を保ちつつ、カトゥーラの低木種の特性により樹高を抑えることで、収穫作業の効率を大幅に改善しました。

カツアイの栽培は、1950年代にブラジルで始まり、その後グアテマラ、ホンジュラス、コスタリカといった国々でも広まりました。特にホンジュラスでは、アラビカ豆生産の約50％を占めるほど、この品種は重要な地位を確立しています。

この品種が世界的に認められるようになったのは、その独特の風味と品質の高さが背景にあります。2019年にはブラジルのカップ・オブ・エクセレンスで最高点を記録し、さらにゲイシャという名高い品種を抑えたことが、カツアイの評価を確固たるものにしました。カツアイの風味はその甘さとフルーティーな香りが特徴で、コーヒー愛好家にはそのクリーンでバランスのとれた味わいが高く評価されています。

カツアイは、その豊かな歴史と品質により、今日でも世界中のコーヒー生産地で高く評価され、愛され続けている品種です。


＜コスタリカ随一のマクロミルエルポトレロ農園について＞
マイクロミルは、家族や親族、または生産者グループが共同で運営する小規模ながら革新的なコーヒー加工施設です。この方式は、高額な機材を個々で所有する代わりに、気の合う仲間たちと出資し、質の高い設備を共有することを可能にしています。

コスタリカの一般的なコーヒー産業の流通では、生産者は収穫したコーヒーチェリーを農協や集荷業者、輸出業者に売り、これらの機関がチェリーを大規模なウェットミルで水洗処理します。しかし、このプロセスではチェリーの品質や標高による違いが価格に反映されず、生産者にとって十分な収入が得られないことが多いです。

マイクロミルでは、この伝統的な流通モデルを変革し、品質に焦点を当てたコーヒー生産を推進しています。特に、「ハニーコーヒー」と呼ばれるパルプドナチュラル処理が導入されており、この方法はコスタリカコーヒーの新たな顔として世界中の消費国のバイヤーに受け入れられています。この処理法により、コーヒー豆はその特有の甘みとクリアな味わいを保ちながら、より繊細で個性的な風味プロファイルを発展させています。

マイクロミルの導入によって、生産者は自らのコーヒー豆の品質を直接的にコントロールし、その真価を市場で評価してもらう機会を得ることができます。このようなイノベーションが、持続可能で品質重視のコーヒー文化を育て、愛好家たちに新たな楽しみを提供しています。